スマートフォン向けリスティング広告の5つの特徴

インターネットの主戦場はPCからスマホへ

2014年現在スマートフォンの普及率は、世代差・男女差が激しい状況です。もしあなたが50代以上の男性の場合、あなたご自身はスマホに乗り換える気が無かったり、一度スマホを使って見てみてフィーチャーフォンに戻した経験をお持ちかもしれません。その場合は、スマホ対策がそんなに大事なのか実感が沸かないかもしれません。しかしその場合でも、最近の若い人がスマートフォンをいじっている様子を街なかでも、社内でも良く見かけると思います。
携帯電話からスマホに切り替えると多くの場合インターネットの利用時間が増えます。テレビを見ていたり、ちょっとした会話の中で知らないことや面白そうな物は、その場で調べられるのですごく便利です。

  • MM総研によると、2014年3月にはスマートフォンの契約台数は5000万台と予想されています。
  • yahooによるとスマートフォンユーザーの81.8%が平均一日10分以上インターネットを閲覧しています。
  • Googleが発表しているデータによると、スマートフォンユーザーは、モバイルユーザーに比べてインターネットの閲覧時間が3倍になっています。

実際に様々な企業様のアクセス解析を分析する者の実感としても、ネットユーザーのPCからスマホへの移行は既に進んでおり、業界によっては完全にメインのアクセスになっていて、アクセスの8割以上がスマートフォン経由のサイトもあります。
50,000,000人が毎日スマホでインターネットを利用している訳ですから、ビジネスとしては既にスマートフォン向けのリスティング対策は、絶対に必須だと言うことがお分かりいただけると思います。

スマートフォン向けリスティング広告の特徴

今気になったことをその場で調べる

すでにスマートフォンを使っておられれば実感していただけると思いますが、スマホはPC と比べて圧倒的に起動が早いので、気になることがあったらすぐに利用出来ます。ですから平日の夜寝る前や土日の検索数はPCより多いのが特徴です。通勤時間・休み時間もアクセスが増えます。

インターネット利用シーン(複数回答)

※メール利用は除く

スマートフォン(n=2,060)
電車・バス・車・飛行機などに乗車中
76.7
駅・バス停・空港で待機中
65.9
旅行・レジャー中
52.1
テレビを視聴中
40.1
歩行中
34.7
ウィンドウショッピング・買い物中
33.6
仕事中・学習中
32.9
食事中
32.0
雑誌・新聞・書籍を閲覧中
14.1
ゲーム中
13.5
入浴中
6.9
その他
22.4

Yahoo スマートフォン・タブレット・パソコン所有者の利用動向より 2013/2

地域情報とは相性バツグン

スマートフォンは携帯電話ですので、外出先でもいつでも手元にあります。ですのでパソコンに比べて、外で"検索すること"が多くなります。特に店舗などの地域ビジネスの場合、スマホから検索した人はその日の内に来店する可能性が高い見込み客になります。逆にPCで検索した人は、数日後の予約をする場合が多くなります。

83%のユーザーは複数のデバイスを使い分けている。

スマホは画面が小さいので長時間の操作には向いていません。私達ビジネスをする側から見ると、
じっくり比較されにくいとも言えます。具体的には1時間以内の調べ物はスマホで検索し、じっくり検討する商品やサービスはPCで比較検討される傾向にあります。
パソコンへ引き継ぐ時は、

  • ・68%が同じキーワードで検索し直します。
  • ・28%がURLを直入力します。
  • ・22%がメールなどでリンクを送ります。

※複数回答

つまり検討期間の長い商品・サービスの場合は

1.スマートフォンでは興味関心を引き
2.自社サービスの固有名詞など覚えてもらい
3.パソコンで検索してもらう

と言ったユーザーの興味関心を引いてから、購入まで心理を見越した、webマーケティング全体の設計図が必要になっています。
またスマホユーザーの17%は、パソコンを持っていないことも見逃せない事実です。スマートフォンのみのユーザーを取りこぼさないためには申し込みフォーム、購入時の入力できるだけ優しくする配慮が必要です。

詳しくは下記をご覧ください。(弊社提供の別サービスサイトに飛びます。)
スマートフォンサイトの最適化

検索連動型広告の掲載枠が少ない

PCの場合は8~12の広告掲載枠があるのに対して、スマートフォンのリスティング広告枠は2つだけ。当然競合との競争は激しくなります。近いうちに高いレベルの競争が予想されますが、
2014年2月現在はまだほとんどの地域・業界が強力な競合も少なく参入のチャンスです。

ペルソナ(個人像)設定が明確にできる。

スマートフォンは個人の持ち物ですので、パソコンの様に共有で利用されることはありません。
このことからより詳細な個人像(年齢・性別・地域・趣味・独身・既婚・子あり・学歴・年収・職業・サイトの閲覧履歴など)を想定したマーケティング活動が有効になります。

例)東京都江東区にあるネイルサロンの場合のペルソナ例
・江東区の住んでいる、ネイルサロンを検索した女性
・江東区の住んでいる、24才~39才の女性、独身OL、過去3ヶ月以内に婚活サイトを閲覧した人
・江東区の住んでいる、24才~39才の女性、独身OL、過去3ヶ月以内に結婚式場を検索した人

またスマートフォンはパソコンよりも、よりプライベートな深い悩みも検索されやすい傾向にあります。浮気調査・借金返済・不妊治療・企業売買・M&Aなどの家族などにも知られなくない悩みごとも検索されます。

リスティング広告の設定以前にサイトの最適化は必須

スマートフォンでは表示速度の遅いサイトは、嫌がられる傾向にあります。あなたも重たくてなかなか開かないサイトを途中で閉じた経験があると思います。この様な離脱率が高いサイトは、当然売上も下がります。

他にもスマートフォンで売上を上げるためには、リスティング広告の設定以外にも重要な事がいくつもありますので以下のページに詳細をまとめましたので下記をご覧ください。(弊社提供の別サービスサイトに飛びます。)

スマートフォンサイトの最適化